開催概要

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 渡邊恵太研究室 プロトタイプ展2019併催イベント

2019年3月8日 12:30〜(開場12時) 明治大学中野キャンパス 5Fホール

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解のない超多様なニーズ時代のサービスデザイン論

速すぎるこの20年を振り返る

Apple、Microsoft、Google、Amazon、Facebookといったデジタルプラットフォーム企業が成功を収めています。 OSが重要視された時代からプラットフォーム論はさまざまありますが、もう一度この20年の流れを振り返る時期にきていると考えます。

個が発信できる世界による「多様」の顕在化と許容

昨今インターネットによってグローバル化した社会では、人々をマスとして平均的に見るのではなく、「個の存在の集団」として認識し、個を尊重し合う多様を受け入れる世界へと向かおうとしています。こうした流れにおいて、OS的なプラットフォーム論ではなく、製品サービス開発がこの多様性に対応していくためのエコシステムとしてプラットフォームを認識していく必要があると考えます。

PDUピラミッド 個人のデベロッパーが多様性を許容する

本イベントでは、こうしたプラットフォームは、プラットフォーマー(P)、デベロッパー(D)、ユーザー(U)の3層のPDUピラミッドで構成していることを整理します。 特に、個人を含めたデベロッパーを理解することがこの構造において重要です。しかしながら、日本ではこのPとDの関係性についての議論があまりなく、Uに対する適切なアプローチができていません。 具体的には、デザイン思考やハッカソン、ユーザイノベーションといったイノベーションを狙った方法を使っても良い結果を生み出しにくい状況と考えます。

こうしたイノベーションメソッドや新たな開発設計手法が普及した今、改めてそれらの観点や時代性を踏まえてプラットフォームを考察していきたいと思います。

プログラム

PDUピラミッドで考える5つセッション

オープニング
12:30

PDUピラミッドで許容するダイバーシティニーズと設計

渡邊恵太(明治大学)

本イベントでは、PDUピラミッド(渡邊整理案)をもとに、製品やサービスのアイデアの出し方や開発スタイルなどを整理し、産業と創造の関係性の理解を深めることを試みる。

セッション1
13:00

プラットフォーマーとは何か?

深津貴之(ピースオブケイクCXO) × 洛西一周(Nota Inc. CEO)

プラットフォーム作りはどこから始めればよいのか。その難しさや重要性、デベロッパー(クリエーター)との関係性の構築をテーマに議論。また、プラットフォーマーであるためには、高い美意識や理念もデベロッパーやユーザーを魅了するために重要になり、その言語化や、それらの仕組化が求められる。どうやって美意識や理念をどう作り出し、共有するのか。

セッション2
14:20

Developer Relations /エヴァンジェリスト/アドボケイトとは?

戸倉彩(日本IBM デベロッパーアドボケイト)

プラットフォームを持つ企業は、デベロッパーを非常に大切しています。プラットフォームを利用して、デベロッパーがユーザーにとっての体験価値を作り出すからです。これまでユーザーの理解、UXを高めることは多く語られてきましたが、デベロッパーを理解すること、デベロッパーのやる気を高めたり、魅了する環境づくり=Developer Experienceについての議論はそこまで多くありません。本セッションではDeveloper Relationsの観点やエヴァンジェリストやアドボケイトという仕事に従事されてきた戸倉彩氏にお話をいただきます。

セッション3
15:00

Developer Experience

赤塚大典(Mozilla) × 簗瀬洋平(Unity Technologies Japan/東京大学先端科学技術研究センター)× 加藤淳(産総研/アーチ)

デベロッパーの性質についての議論。デベロッパーのモチベーションが高めるには何が必要なのか。SDK、開発環境、ドキュメント環境、コミュニティについての議論。コードや技術スキルを無料でも公開するデベロッパーと有料にするデベロッパー。GitHubとコミット。

セッション4
16:20

ハードウェアとプラットフォーム

田中章愛(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)×小林茂(IAMAS)×渡邊恵太(明治大学)

我が国においては家電メーカーや自動車などのハードウェアメーカーも多い。こうしたハードウェアにおいても、PDUピラミッドの考え方でプラットフォーマーとデベロッパーの関係性を見いだせるのか。コンピュータはメタメディアで高い汎用性を持つが、どんなハードウェアにもコンピュータのようなメタ性を持たせることはできるのかを議論する。toioはロボットのプリミティブであり、メタ性がある創造、使い方の余地を残して発売している。この意味と可能性を議論したい。渡邊研のexUIはハードウェアのメタ化によるハードウェアのサービスデザインプラットフォーム設計にトライしている。その可能性の議論。

クロージング
17:30(5分程度)

渡邊恵太(明治大学)

シンポジウムまとめ。および同会場で同時併催中の研究室展示会「インターネット中心設計へのご案内」

開催情報・コンタクト

主催:明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 渡邊恵太研究室

後援:文科省COIストリーム「ファブ地球社会創造拠点」

さよならメインストリーム〜解なきダイバーシティ時代におけるデベロッパー中心で切り開くエコシステム

展示イベント2019年3月8日(金)、3月9日(土)の2日間。トークイベントは8日のみ

東京都中野区中野4-21-1 明治大学 中野キャンパス 5F ホール

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渡邊研究室プロトタイプ展2019も同会場で併催しています

PDUデザインについての実践、事例や共同研究についてのデモ展示が多数あります。